たけのこ続編
大型連休とは無縁の人間がここにおります。(笑)
久しぶりに元同僚のHさんとゆうこりんの3人で飲み会。
よく行く創作割烹屋さんで美味しいもの食べながら美味しいお酒を
ガンガン飲む。しかも、ゆうこりんは下戸なのにこの飲兵衛二人に
よく付き合ってくれたものだと二日酔いの頭の中で感謝しました。
世の中には色んな人がいる。
私はいい歳をしても世渡りが下手くそなので窮屈な思いをすることが多々ある。
でもいい歳なので、くそったれと思っても飲みこんでしまわなければならない。
夏目漱石じゃないけれど兎角この世は住みにくいのであります。
何でも笑い飛ばしてしまうHさんやお行儀のいい優しいゆうこりんに会うと
自分の居場所に帰ってきたような気がする。
話が通じるというのは大事なことです。
そういう友がいるという事は有難いことです。
終電近くになって慌てて帰ってきて、
よく飲んだわりには全然大丈夫だなと思っていたら駅から家までの自転車で
何度も側溝にはまりそうになる。体勢を立て直しながらひとり大笑いをする。
完全にバランス感覚が麻痺してるのでしょう。
とんでもない不良おばさんであります。
さて、田舎から送ってきた筍が飽和状態なので賄ってみました。
「筍と鶏皮のきんぴら」
テフロンのフライパンで細切りにした鶏皮を油をひかず
じっくりとカリカリになるまで炒めます。
脂がでたところで筍の固い部分を細切りにして炒め合わせます。
醤油、砂糖、酒、鷹の爪、出し汁少々で仕上げました。
「筍のバター醤油ホイル焼き」
これは以前友達のひとしゃんから教えてもらったものですが
もっと簡単にしようとホイルに筍と醤油とバターを入れて包み
グリルで焼いただけです。子供はこれが一番好きなようです。
一番簡単なものが一番旨いとな?うむ。
「筍ごはん」
今日は筍のほかにエリンギ、鶏肉、松山揚げ、わらびも入っています。
何せお米と同じくらい筍が入ったものだから、噛み応えあります・・・
一杯食べるのも疲れる。(笑) つか、具材が大きすぎだ。(爆)
筍と一緒に送られてきたわらび。
主人の家は愛媛の郡部にあり、所有の山が沢山あります。
所有というと聞こえがいいな・・・そこらじゅう山な訳です。(笑)
かの大江健三郎は主人の家の隣町で幼少期を送った方なのですが、
私が「山」と呼ぶこの当たりを、著書「自分の木の下で」の中で
「森」というふうに表現しておられました。森の中で魂を磨いて育ったわけです。
「山」と呼ぶか、「森」と表現するか、そこらが人間の分かれ道でせうか・・
私が小説家になれなかったのはそこら辺の感性の違いでせうか。(笑)
造成していないところに筍、わらびが嫌と言うほど生えます。
わらびだらけの風景を見ると宝の山に見えたりしました。(笑)
それを義兄が休みの日に刈り取ってくれる訳で有難いことです。
わらびは重曹をふりかけた上にかぶるように熱湯を注ぎます。
一晩置いてアクが抜けたら清水にとって料理するまで置いておきます。
水煮のわらびと一線を画す美味しさです。
不思議なことに子供達も小さい頃からこれをモリモリ食べました。
筍の茹で方もわらびのアク抜きも知らなかった若い頃、
今は亡き義母に荷物が届く度に電話して教えを乞いました。
懐かしい思い出です。大好きなお母さんでした。