「私の男」とハッシュドポテト。

土曜日に病院に行ったのですが、混雑してるだろうと、先日買ったままに
放置していた「オール読み物」を提げて行きました。
案の定ひどい混みっぷりで、人はどんだけ病んでるんやろ?って、
私もここにいるわけですが。(笑
直木賞を受賞した桜庭さんの「私の男」の第一章が掲載されています。

今回の直木賞は圧倒的な支持によって受賞されたわけですが、
先ず、直木賞選考委員の方の選評を読むと、これがなかなか面白い。
林真理子氏なんぞはメタクソですね。選評の題が「嫌悪感」となっていて、
作者が意図的に読者に与えようとしている嫌悪感が私の場合ストレートに
効き、この嫌悪感を持ちつつ、エロティシズムや浮遊感を評価しなければ
ならないのだろうが、嫌悪感の方がはるかに上回る(以下略)、とあります。
そういうあなたは、なんじゃらほいみたいな感も否めないですが。

片や、若き作家の今後に期待する声も多く、特に浅田次郎さんは、「文学の
正統」
と評価され、桜庭さんの大いなる応援隊のようです。
直木賞は人にやれ、芥川賞は作品にやれと、昔聞いたことがあります。
桜庭さんも切磋琢磨しながら、長く小説を書いてこられたようです。
どんなことがあっても書き続けてきたという事が今回の受賞に繋がった訳で、
そういう意味では、素直に受賞おめでとうございます。
あらすじは大体分ってるけれど、第一章以降を読むなら本編を買わないとね。
買うかな~どうかな~?(笑

そんなお二人の対談も掲載されてて、浅田氏の言葉が印象に残っています。

「やっぱり、小説というのは文学芸術であるから、きれいなものしか見ないで
育ったやつにはかなわないよ。
大芸術家には、ヒエラルキーの高いところで生まれ育った人が圧倒的に多い。
志賀、太宰、谷崎、三島、芥川・・みんないいとこの子だ。
早い話が、この人たちの審美眼にはかなわないし、やっぱり文章は美しい。
(中略)小説家が苦労しなければならないなんて絶対嘘で、自分の中に
残っている美しいものをどのくらい大切にしていけるかだと思うんです。」


また、メディアでも再三流れる桜庭家の崩れそうな本の山をご覧になった方も
多いかと思いますが、その桜庭さんに対して、
「結局、小説の奥の深さというのは、蓄積した読書量によるんだから、あなたは
大丈夫でしょう。」
とおっしゃってました。

なかなか含蓄のあるお言葉で、これを読んで小説家にあらずとも全ての人に
共通した命題であるかもと思ったりしました。
ヒエラルキーの下のほうで(笑)、うろうろごそごそしてる庶民の私ですが、
自分の中の小さな宝物を大切にすれば小説家になれるかも。(20000%ない!)
橋下府知事も泣いちゃだめ!(笑


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うちの芋好き娘が「芋食わせろ~~」と、うるさいので、おやつに。
「ハッシュドポテト」
新じゃががあったので、表面をきれいに洗い、皮付きのまま細切りにしました。
熱したフライパンにサラダ油、バターを入れ、ジャガイモを広げ、ターナーで
押し付けながら焼きます。ジャガイモがかたまってきたら、塩コショウ少々をふり、
フタをして火を弱めます。ジャガイモが透き通ってきたらひっくり返し、再び
ターナーで押し付けるように焼き、バターを入れ、こんがりしたら出来上がり。
芋娘、感無量のようでした。


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ゆうべのお鍋です。
以前にハタハタの唐揚げを載せた時、「お腹の卵は食べれるのかな?」と
書いたら、「しょっつる鍋」を教えていただいたことがありました。
ぶりっと卵が飛び出しかかったら食べ頃らしいです。生のハタハタがあったので
楽しみに捌いたものの卵はありませんでした。時期が遅かったのでしょうか?
でも、初めてお鍋にしたハタハタは予想をはるかに超えて美味しかったです。
ハタハタは内臓をとってきれいに洗い、塩を少々ふっておきました。
しょっつるはないので、ナンプラーを加えて。(加えなくても同じだったかも・・笑
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by hal_84 | 2008-04-21 10:57