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50歳の誓い。

♪命短し 恋せよ乙女
黒髪のいろ 褪せぬ間に
心の炎 消えぬ間に
今日は再び 来ぬものを

ゴンドラの唄ですね。
この間noriさんが27歳になられて「少年老い易く・・」と、贐(はなむけ)に
カキコしましたが、今度は私が誕生日でした。

で、自分に↑贐の唄。(笑) どちらも時の経つ早さを表していますね。
光陰矢の如し。歳をとらぬうちに勉強も恋も頑張れ!ていう感じでしょうか。
黒髪も褪せて、心の炎もしょぼしょぼしておりますが、
この誕生日を機にこれからの人生を少し意義のあるものにしたいなと思ってます。


なぜなら、50歳になったからです。


ブログからでは年齢が不詳だとよく言われますが、
もうそこそこに歳をとってしまいました。
30歳になるのも40歳になるのも嬉しかったけれど、
50歳というのはある意味、中途半端ではいけないような気がします。
前にも書いたことがありますが、歳相応の顔を持たないというのは
なんだか浮き足だって格好が悪いことかもしれません。
でも、歳と共につきがちな垢だけは決してつけないようにしないとね。
生涯、ピュアな心を持ち続けたいものです。

今更、おちゃらけな性格を直すのは無理でしょうが、もっと優しくて懐の深い
性根の座った人間になれるようにと50歳の誓い。(笑



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44歳で芥川賞をとって文壇にデビューする予定でしたが、無理なようなので
歌人になることにしました。
以前、ユーキャンに短歌の資料を送ってもらったんですが、子供達の猛反対に
合ったので(何度もユーキャンで挫折してるから・・笑)、色々な本をAmazonで
探して送ってもらいました。これも50の手習いとなり得るでしょうか。
まだ俵万智さんの「短歌をよむ」しか読めてないですが、かなり面白いです。



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何かに託けては備前焼の器を買うわけですが、50歳を祝してmy五合徳利。
約1000mlのお酒が保存できます。遠赤外線効果で寝かせた日本酒や焼酎が
美味しくなるのだそう。画像からはわかりませんが、金彩が美しい。若い作家です。



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載せる必要もない私の腕ですが、さっき、黒いな~と若者にしみじみ言われたので。
50にもなって、こんなに海で焼いたらあかんでしょ。(笑

こんな50ブログですが、これからも温かく見守ってくださいませ。
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by hal_84 | 2008-08-07 11:30

「私の男」とハッシュドポテト。

土曜日に病院に行ったのですが、混雑してるだろうと、先日買ったままに
放置していた「オール読み物」を提げて行きました。
案の定ひどい混みっぷりで、人はどんだけ病んでるんやろ?って、
私もここにいるわけですが。(笑
直木賞を受賞した桜庭さんの「私の男」の第一章が掲載されています。

今回の直木賞は圧倒的な支持によって受賞されたわけですが、
先ず、直木賞選考委員の方の選評を読むと、これがなかなか面白い。
林真理子氏なんぞはメタクソですね。選評の題が「嫌悪感」となっていて、
作者が意図的に読者に与えようとしている嫌悪感が私の場合ストレートに
効き、この嫌悪感を持ちつつ、エロティシズムや浮遊感を評価しなければ
ならないのだろうが、嫌悪感の方がはるかに上回る(以下略)、とあります。
そういうあなたは、なんじゃらほいみたいな感も否めないですが。

片や、若き作家の今後に期待する声も多く、特に浅田次郎さんは、「文学の
正統」
と評価され、桜庭さんの大いなる応援隊のようです。
直木賞は人にやれ、芥川賞は作品にやれと、昔聞いたことがあります。
桜庭さんも切磋琢磨しながら、長く小説を書いてこられたようです。
どんなことがあっても書き続けてきたという事が今回の受賞に繋がった訳で、
そういう意味では、素直に受賞おめでとうございます。
あらすじは大体分ってるけれど、第一章以降を読むなら本編を買わないとね。
買うかな~どうかな~?(笑

そんなお二人の対談も掲載されてて、浅田氏の言葉が印象に残っています。

「やっぱり、小説というのは文学芸術であるから、きれいなものしか見ないで
育ったやつにはかなわないよ。
大芸術家には、ヒエラルキーの高いところで生まれ育った人が圧倒的に多い。
志賀、太宰、谷崎、三島、芥川・・みんないいとこの子だ。
早い話が、この人たちの審美眼にはかなわないし、やっぱり文章は美しい。
(中略)小説家が苦労しなければならないなんて絶対嘘で、自分の中に
残っている美しいものをどのくらい大切にしていけるかだと思うんです。」


また、メディアでも再三流れる桜庭家の崩れそうな本の山をご覧になった方も
多いかと思いますが、その桜庭さんに対して、
「結局、小説の奥の深さというのは、蓄積した読書量によるんだから、あなたは
大丈夫でしょう。」
とおっしゃってました。

なかなか含蓄のあるお言葉で、これを読んで小説家にあらずとも全ての人に
共通した命題であるかもと思ったりしました。
ヒエラルキーの下のほうで(笑)、うろうろごそごそしてる庶民の私ですが、
自分の中の小さな宝物を大切にすれば小説家になれるかも。(20000%ない!)
橋下府知事も泣いちゃだめ!(笑


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うちの芋好き娘が「芋食わせろ~~」と、うるさいので、おやつに。
「ハッシュドポテト」
新じゃががあったので、表面をきれいに洗い、皮付きのまま細切りにしました。
熱したフライパンにサラダ油、バターを入れ、ジャガイモを広げ、ターナーで
押し付けながら焼きます。ジャガイモがかたまってきたら、塩コショウ少々をふり、
フタをして火を弱めます。ジャガイモが透き通ってきたらひっくり返し、再び
ターナーで押し付けるように焼き、バターを入れ、こんがりしたら出来上がり。
芋娘、感無量のようでした。


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ゆうべのお鍋です。
以前にハタハタの唐揚げを載せた時、「お腹の卵は食べれるのかな?」と
書いたら、「しょっつる鍋」を教えていただいたことがありました。
ぶりっと卵が飛び出しかかったら食べ頃らしいです。生のハタハタがあったので
楽しみに捌いたものの卵はありませんでした。時期が遅かったのでしょうか?
でも、初めてお鍋にしたハタハタは予想をはるかに超えて美味しかったです。
ハタハタは内臓をとってきれいに洗い、塩を少々ふっておきました。
しょっつるはないので、ナンプラーを加えて。(加えなくても同じだったかも・・笑
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by hal_84 | 2008-04-21 10:57

にぎやかな天地→おから漬け

d0020789_9414068.jpg本屋さんに居る長女から、宮本輝氏の「にぎやかな天地」て持ってる?と電話がありました。自称テルニストでありますが、最近Amazonばかりで本を買うので取り残してしまうものがあるようです。「持ってないと思う。」と言うと、その足で上下2巻を買ってきてくれました。

豪華装丁本を作ることが生業の32歳の若者に、ある日「発酵
食品」の本を作る依頼が飛び込みます。

醤油、酢、鰹節、鮒鮨などの取材を通して様々な人間模様を
絡めながら、人々は科白し、過去の不幸な出来事を省みると同時に、その先にあった人間的成長や幸福に改めて思いを傾けます。目に見えないものが時間とともに具現化してくるという、如何にも宮本輝的な仏教思想的な感じのお話です。

肉眼では見えないものの存在を信じ、時間というものの持つ力を信じなければ、
昔ながらの伝統と秘法を守って発酵食品を作り続けることはできない。
時間だけは短縮できない。長い時間を経て、まったく逆のものへと変わることを
この小説に沈めたかった。そのためには「発酵食品」はまたとない素材であったと
締めくくっています。

32歳の聖司が、亡き祖母の糠漬け樽を手に取ったところから、自らも糠漬けを
漬けていくという件があります。

飲み残しのビール、山椒、粉辛子、新巻鮭の頭、という風に糠床にどんどん加え
られていき、これもまた無数の微生物によって大いなる発酵を遂げていく訳ですが
糠漬けとご飯だけの日を作った時、身体が軽くなっていくという記述があります。

発酵食品が身体に与える恩恵を体感する訳ですが、デトックスに成り得るのかも
しれませんね。これは輝氏の体験でしょうか。

我が家の糠床をかき混ぜながら末娘に、お母さんが死んだらこれを引き継いでな
というと、「いや。」と一言。 あかん、それでは小説にならんやん。(笑
オカンのお通夜で、糠漬け樽を抱きしめて泣いていたバカボンを知らんのかいな。

という訳で、今日も無数の微生物の恩恵を受けながら頑張っています。(笑


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「おから漬け」
コブさんが教えてくれた、もうひとつの微生物。(かな?
コブさんは、私が随分前にキッチンサイトを立ち上げた時からのお付合いです。
キッチンサイトが余りにショボイ!と子供が言うので只今リニュ中にてお休み。(笑

コブさんが漬け始めは味にまとまりがないと言われていたので考えてみました。
多分、塩分の調節ではないかと。もとレシピより塩多目です。

おから:1kg 砂糖:200g 塩:50~60g ホワイトリカー:1/2カップ

これをよく混ぜ合わせ、ジッパー付きの保存袋やシール容器に入れ
野菜は塩を少し擦りこみ、おからの中に埋め込み冷蔵庫へ。
4、5日くらいから食べれます。スティック状に切れば漬かりが早いです。

砂糖がけっこう多目なので大根はべったら漬けのように仕上がります。
とっても美味しかったです。
コブさんが言われたように麹漬けのようですね。
おからが減ればまた継ぎ足します。糠のように毎日混ぜる必要はありません。
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by hal_84 | 2008-04-06 10:35

カレーとシーザーサラダ。

歯医者さんの診察カードを見ると今年の1月に最初の予約を入れている。
中休みを入れたものの、もう秋風が吹こうというのにまだ通ってます。
いい加減くたびれてきたぞ。(笑
待合室の本も読み尽くしたので、もっぱら本持参で積読を是正してる今日この頃。

先般、子供とBOOKOFFに行ったとき、こんなものを見つけました。

d0020789_7375111.jpg夏目書房の「買ってはいけない」は買ってはいけない

「買ってはいけない」という本を皆さんご存知かと思います。
金曜日からシリーズで4冊刊行されたかな?もう随分前に最初の本を手にとったときその直接的なタイトルにも唖然としたし、大手メーカーの商品を名指しで批判する事への痛快さがありました。

その後、店頭で見つけてはぺらぺら開くものの同じ批判の繰り返しで面白くない。でも、100万部、200万部という驚異的な数字を叩き出してるのも事実で、私のようなタイプがバイブルとして崇めているのかもしれない。この本が刊行されてより色んなところで論議が持ち上がってましたが、実際に本になったものを読むのは初めて。(既に数年前に刊行されています。)

以前、「食品の裏側」という本のお話を載せたことがありますが、これは現場でのセンセーショナルな実態を遍く記述しているものでとても興味深かいものでした。
「買ってはいけない」は買ってはいけないの筆者たちは買ってはいけないと名指しされた商品を実によく調査し取材し消費者の混乱を整理してくれています。
机上の推論が多い「買ってはいけない」ではあまりに無責任だと改めて痛感。
言わば、買ってはいけないの筆者達の無能ぶりを露呈させてるような本なんですが、
現代を生き抜く私達としては「食品の裏側」同様、取捨選択のバイブルとなりうるか。
(ならんやろな・・笑



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中秋の名月を見ながら今夜は何しよ?と考えてたら浮かんだ構図。
フラットに敷き詰めたカレーにまんまるジャガイモひとつ。
で、家に帰ったらメークインしかなかった。(笑

圧力鍋で角切り肉をローストしてから玉葱1キロを繊維と反対に四つ切りにしたもの、
完熟トマト3個を皮を剥いて手で潰したもの、りんご半分を摩り下ろし、ローリエを入れ
10分圧をかけ抜けるまで自然放置。(この時点で溶けています。)
それをさらに煮ながらカレー粉、ヘルメストンカツソースを少々。
(水は入れません。)
ジャガイモは洗って皮のままラップに包んでレンジにかけます。(10分位?)

とろとろ溶けてしまったカレーに皮を剥いだジャガイモを載せて。
「出た~!オカンのジャガイモまるごと!」なんていいながら末娘ほくほく。
この人、ジャガイモとサツマイモとカボチャさえあれば幸せなんだそうです。

「ところで、毎日ご飯なに~?て聞かんといてくれる?」
「私は晩ごはんだけが楽しみで生きてるねん。」

どんなセブンティーンやねん。ほかに楽しみないんかいな。



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「ロメインレタスのシーザーサラダ」
ロメインレタスはミネラルいっぱいなので毎日食べたいとこですが、HAL界隈では
なかなか売っておりません。
なのにいつもは行かない小さなスーパーに置いてあったのですよ。
しかもひとつ40円。一桁違うぽい。(笑
おかしいな~何がどうして40円なのかな?レタス界のカリスマやのに。
全部買い占めたいとこですが、生ものなので3個くらいがせいぜいなとこでしょう。

*豆乳のシーザードレッシング
砂糖、胡椒、塩、レモン汁にサラダ油、オリーブオイルを少しづつ入れながら
よく混ぜて乳化させます。
そこにマスタード、豆乳、ケイパーのみじん、粉チーズ、にんにくの摩り下ろし少々。
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by hal_84 | 2007-09-29 10:16

鯵と水茄子と本のお話。

お盆の間少し留守をしていましたが、暑かったですね。
大阪も40度地点があったとかTVで言っていました。
関東の方では地震もあったようで例年をはるかに超す回数だとか。
この夏を一体乗り切れるのでしょうか。

もれることなく私も夏バテです。
その割には痩せることもなく、さんぴん茶を一日2リットルも飲みほし
お腹のあたりがうちの猫のように日に日に丸みを帯びてきました。
どうしたもんだか。



d0020789_2315361.jpg久しぶりにCDを買いました。
ふらっと寄ったCD屋さんにたくさん平積みしてました。
徳永さんのカバーアルバム3枚目だそうです。
ぜんぜんファンでもなく、若かりし日の徳永さんもあまり知らないのですが、私が20代の頃の歌からドリカム、ELTまで女性シンガーの歌がカバーされてます。

ボーナストラックにちあきなおみさんの喝采も入ってます。私の声なんかよりはるかに女性的で、さりげない歌い方がなかなかステキです。アレンジもとってもいい。
やさしいキスをして~なんて聞いていると泣きが入ります。
でも、このジャケットはいただけません。彼はもっと若くてハンサムだ。(笑


d0020789_2329557.jpg目を患って長いこと本が読めず、読みかけだった「天の夜曲」をようやく読み終わり。
宮本輝氏の「流転の海」シリーズの第4部です。
流転の海は20年前に刊行され、その間4冊が世にでました。
5年に1冊という長丁場で、生涯をかけた代表作になりますね。
私が宮本輝氏と出会ったのは10年前位になるでしょうか。
出会った一年位で彼の既刊を読破してしまった位に大好きな作家です。

流転のシリーズは長いので一言で語ることはできませんが、主人公の松阪熊吾はいつも多くの生きた言葉をもって流転の人生に立ち向かって行きます。シリーズは6部完結らしいので、お歳を召したファンの方から残り時間が少ないので早く完結させてくださいと手紙がきて、宮本氏は何とか長生きしてくださいと返事を出したそうです。


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最近、ぜんぜん料理ネタの出てこないキッチンブログでございますな。
あなた料理してるの?なんて聞かないでね。

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久しぶりの鯵の南蛮漬け。
小鯵を片栗粉でサクッと揚げて、好きな野菜のスライスをのっけて、
ポン酢にみりん少々を加え、レンジで1分~2分加熱。それを回しかけて冷蔵庫へ。

なんと片栗粉と重曹を間違えて揚げてしまった。
なかなか揚がらないな~と思いつつ、ひとつつまんでみると激苦!頭パニック。
油を替え、片栗粉をまぶして残りの半量で何とかしのぎました。
それでも余ったんだから、うちは10人家族か?と主人が言うのもさもありなん。


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「水茄子の刺身サラダ」
お盆の間にサラダの本を買ったので毎日色々試しています。
水茄子は包丁を嫌うので頭2センチ位包丁を入れ、後は手で八つ割りに裂きます。
塩、黒胡椒、すり胡麻、胡麻油を合わせます。冷蔵庫で冷やしていただきます。
ビールがうま~い! 火を使わないってステキやわ。
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by hal_84 | 2007-08-18 00:37

はりイカと格闘しました。

d0020789_16294571.jpg「ばーさんがじーさんに作る食卓」でお馴染みのお二人のブログが昨年の11月に本になっています。
Amazonで何かと同梱してもらおうと思って時を逸してしまってたのですが、普通に本屋さんに並んでいました。HAL界隈の小さな書店にもあることが実に感動的です。

私はcincoさんのあまり優秀ではない弟子のつもりでおりますが、こうやって手にとると身内のことのように嬉しいです。私の沢庵漬け仕事も切干大根作りもみんなcincoさんに習ってやってきました。
一部ブログのコメントが載っています。
何とdino嬢やクロエお姉さまのコメントあり!

で、最後にコメントを寄せた皆さんのお名前が列記されていて私も加えてくださっていますね。
ネームカードができてアクセスが見れるようになりましたが、お二人のブログから飛んできて覗いてくださる方がHALブログのダントツ一位です。
如何にお二人のブログが沢山の方に支持されているかがわかろうものですね。
これからも末永くお元気で美味しいお料理を披露していただきたいものです。


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cincoさんのお話の後に私のほにゃらら料理を披露するのが
大変恐縮な思いではありますが。(笑)
はりイカが売られていました。プリプリとした食感で、身の厚いイカです。
剣先イカのようなビジュアルの美しさはありません。。。

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スミがかなり多いイカなんですが、取り出し失敗。
爪が真っ黒に染まってしまった。このあと久々に長く伸ばした爪を切るハメに。(笑)
左手にイカ持ちながら右手でシャッターを切る。かなり笑える。

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先ずはお刺身に。プリプリして美味しいです。
けれど・・・・・なんちゅうワイルドな盛り付けやねん・・・・・!

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ゲソのほうはオリーブオイルでにんにくを炒めて塩コショウだけ。
足もプリプリ。

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最後は何と言っても塩辛。
塩辛は本来スルメイカで作りますが、スルメイカと違ってワタは小さいです。
でもコリコリ感は素晴らしい!
足やらお刺身にできない部分を使っています。
塩で揉んでぬめりをとって洗い流してから水分を拭き取り、適宜に切ります。
私はいつも塩、酒、みりんでワタをのばしてイカを加えます。
一晩置いたほうが断然美味しくなります。
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by hal_84 | 2007-04-10 16:55 | *魚レシピ

みんな大好きな食品添加物 「食品の裏側」

d0020789_10502917.jpgここ暫くカメラワークが悪くてまともな料理写真が撮れてないので食品添加物の本のお話でも。

まだオーガニックという言葉が根付いてない頃からなるべく自然なものを食べようと心がけていました。
しかし、よくブログに登場する末娘は赤ちゃんの時に食にアレルギーがあることが分かり、そこから完璧なまでのアレルゲンの除去食、無農薬野菜の宅配と、家族全員が同じものを食べるという生活が長く続きました。末娘は自然の野菜と果物を中心に育った訣です。

小麦粉アレルギーがあったので保育園のオヤツがパンの日は調理室で冷凍してくれている私の手作りパンを先生が温めてくれるというもの。もちろん精製した小麦粉もイーストフードは使わず、この特製のパンを完成させるまで夜中に何十回も試行錯誤したものです。パサパサ感をフォローするため、さつまいもを裏ごしして入れてたので他の子供が○○ちゃんの方が美味しい!とクラスの子がみんなで食べたことも。その甲斐あって元気に育った娘は野菜も果物もよく食べます。そして、ハンバーガーやカップラーメンは今でも苦手です。

私はこの頃の経験も踏まえてたので、仕事上でお付き合いする食品関係のクライアントに重宝がられました。当時誰よりもアレルギーやオーガニックなものに精通してたことでしょう。コンビニのサラダが消毒薬のプールに浸されていること、厚生労働省の添加物の安全基準が実に曖昧であること、加工食品に含まれる添加物の凄まじさ、そんなことを今まで勉強したり、直接現場を見せてもらったりしてかなり認識していましたが、それ以上の事がこの本には書かれています。添加物の神様と呼ばれた安部さんが現場を離れ、食品の裏側を分かり易く綴っています。(本書は敬愛する若き料理人&もの書きのichijoさんに教えていただきました。)

私たちの好きな明太子、漬物、ハムに大量に使われている添加物、安さの裏にある衝撃の醤油作り。コーヒーフレッュは油と水と添加物でできているということ。
(そういえば、マーガリンはそのまま精製し続ければプラスティックになると松田麻美子氏の本にも書かれていました。)安部さんは添加物に対しての啓蒙本として書かれているのではありません。私たちが知らない食品の裏側、添加物の現状を明らかにして消費者に取捨選択してもらうことを一義としています。本書を手にしたとき、私たちの食への意識が天と地ほどに変わることと思います。食品添加物とは本来台所にないものなのです。
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by hal_84 | 2006-06-05 12:23 | *本のお話

ネイムレス・キャット

d0020789_92541.jpg「生きていく」ということは、容易いことではないと思う。
日本の自殺者数は6、7年前から年間3万人を越え、推移している。
不景気の煽りの壮年世代の自殺者が圧倒的に多いが、無作為に
死を選択する若い世代が増えているのも事実だ。
「生きていく」ということが根幹から萎えている時代ではないかと思う。
こんないい年の中年になっても、悩み、もがき、切磋琢磨し、やっと
前へと踏み出せるかと思いきや、また後退して立ち止まる。
人生とはそんな連続ではないかと思う。
ましてや、若い世代は私たち以上に悩みとダイレクトにぶち当たり、いつも自分の心と向き
合い、手さぐりの中、辛うじて精神の均衡を保つものだ。均衡はふとした瞬間に脆く崩れる。

登場する3人の若者たちはいつも自分の内なるものを見続けていた。
ガラス細工のようなピュアな繊細さを以って、答えを探し、内なるものと対峙していた。
〃我々は何処から来たのか、我々は何者なのか、我々は何処に行くのか〃
ゴーギャンの絵の比喩を以って、「まさに、その通りだ」と言う。
「幸せっていったい何なのか」表現はできないけれど、
「〃生きる〃ってことにつながるだろう?」そしてその幸せは
「〃愛〃に置き換えることもできるよな?」と続く。

主人公のクロノは、〃多くの人間は周りをカテゴライズして、自分はどのスペースに
入ろうかと悩み生きていく。時には他の人をさげすみながら生きていく人もいる。
僕らはそれを極力避けようとした〃
と科白する。
人間というのは辛くても本意でないとしても、周りに同調しながら生きていく部分と
それをアンチテーゼする自己が必ず対極にいる訣で、この螺旋的発展が人間という
根幹を作っている2重構造ではないかと思う。
親友2人の自殺を経て、クロノはギリギリでありながら、この2重構造の中で生きていた。

人は傷つき、糧をなくしたら、海底のどん底からでしか浮上できない生き物だと思う。
そこでクロノは1人の女性と出会い、〃愛=生きていく〃場所を見つける。
何もなかったかのように通り過ぎていく「ネイムレス・キャット」でありたかったクロノは
彼女に見つけられ、歩きだした。

アンニュイとした序文から、曖昧模糊な〃生きる〃という事に対する若い3人の模索が
独自の一條ワールドで綴られていきます。
ひとつ、タツとミユの死までの道程が、クロノの心の中だけではなく読み手の私たちにも
もう少し見せて欲しかったなと思います。敢えて端折ったこととは思いますが。


我がブログに遊びに来てくれるichijoさんの出版化された初の作品です。
随分前に読み終わり、ご本人の前でこの稚拙な感想もどきを載せていいものか考え
あぐねていましたが、若き料理人(違う)ichijoさんに敬意を表し、駄文をのっけます。
ご本人の思惑と多々反する記述は勘弁していただき、若い感性で邁進されることを
心から願ってやみません。
個人的には文中のカルピスのバターがツボでした。さすが、若き料理人!(笑)

(左の自ブログのライフログに掲げています。)
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by hal_84 | 2005-11-30 01:07 | *本のお話

積読傾向を是正する日々

d0020789_1054611.jpg「一月物語」
敬愛するR姉さんがご自身のブログでこの本について記述しておられたので手にとろうとするものの近場の書店にはなかったのですが、府営図書館のヘビーユーザーである末娘が著者である平野敬一郎という名前を覚えていたらしく「日蝕」と「一月物語」を借りてきてくれていました。

「日蝕」は平野氏が京大在学中に書かれたもので芥川賞を受賞した作品です。それより先に「一月物語」でしょうと読む訣ですが、これがとんと先に読み進まない。高だか160頁ほどのものなのに数頁読むと疲れてしまう。
(ハードカバーなので老眼のせいではない・・)
平野氏は擬古文を駆使して作品を書かれるようで、先ずこれが慣れていないせいでもあるし、
回りくどい描写が更に拍車を掛けている感がある。
三島の再来とか言われているらしいが、昔の文豪たちの文体とも少し違うと私は思う。
平野的擬古文であり、若い人が多くの古典文学を読み、漁り、早熟な才能と、それをコラボさせる術に長けているという風な印象だ。

半分ほど読んだところで期限切れになり図書館に返却されると思いきや、その足で再び娘は
「一月物語」を借りてきたのである。
どうも、この飽きっぽい母に完読させたいようであります。
再び読み進むとインターバルの長い話もようやっと佳境に入ってきた。
と思いきや、何が本題なのか?何を書きたかったのか?
ストーリーの脈略が欠如していて半幻想の世界と言えども符号しない箇所が多い。
なるほど三島的耽美な世界がちょっとは見え隠れする。
でもそれも似て非なるものであり、結局、不燃した思いだけが残った。

技術的にはすごい。彼の感性もすごい。でも一体何がすごいのかと聞かれると謎であります。
当時の芥川賞選考委員の評を是非読んでみたい。
まあ、一冊読んだくらいで平野敬一郎を語るなっつうとこですな。
でもこの間、書店で見つけた「日蝕」が置いたまんまなのよね。積読になりかねないなあ。

ここはキッチンサイトですし、素人の言うこっちゃですし、もし平野様ファンが
いらっしゃったらごめんなさい。
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by hal_84 | 2005-10-03 01:54 | *本のお話

以下、無用のことながら

一週間のお休みもあっという間でした。
あまりに羽伸ばしすぎて明日から仕事ができるのか?という塩梅です。

実家近くの本屋に足をのばしたのですが、司馬遼太郎の「以下、無用のことながら」という
文庫本が目につき買い求めました。
このエッセイの中に近鉄沿線について書かれたものがあります。
私は以前、司馬遼太郎邸の近くに住んでいました。
(今も、自転車でも行ける距離ですが)
司馬さんが記述する商店街や通っていた本屋などはまさに私のテリトリーで
司馬さんが画くと風景は一変し、私の日常でなくなるとこがおもしろい。
まあ、なんちゃない、それだけの余談でございますが。

d0020789_23435593.jpgその横に今大河でお馴染みの「義経」がおいてあったわけですが、前日の今年2度目の大河鑑賞でタッキーが義経顔になっていたのが印象的で、買おうかな、でも上下巻だしな、積読になりそうだな、と考えていたら、司馬遼ファンの兄を思い出し、血風録持ってるくらいだから持ってるかもと実家に戻ると「司馬遼なら全部ある。」とクラークケントばりの老眼鏡をかけて探してくれたのが骨董品のこの2冊です。すごいね、1/4世紀前のものでも状態がいい。司馬さんて人物に思いいれを持って画こうとしないよね。講談師だと常々思ってるわけですが・・・

余談その3。
ライフログにも掲げながら、やっと読んだ穂村弘の「現実入門」。カジュアルな本だと思って読むとひどいめにあいます。(多分私だけかもしれませんが)読み進むうちに行き場のない切迫感に押しつぶされそうになりました。みなさん、気をつけてお読みください。
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by hal_84 | 2005-08-17 00:10 | *本のお話