新入りがきたよ。
うんうん、と言いながらも一週間ほど生返事をしていたら、先方に「近所に猫好きが
いるから。」って猫を見に行く日まで決めてきてしまった。
猫や犬は可愛いけど、猫好き犬好きというのとは感覚がまた違うのです。
歴代の我が家の犬や猫はそのほとんどが捨てられて庭に迷い込んだり、
雨の日に死に掛かっていたのを保護したり、今居る猫のアイも片目がつぶれて
親猫から何とか引き離し、動物病院で見てもらって我が家の住人になりました。
おばちゃんは本当は自分が飼いたいのだけど、娘さんが猫にアレルゲンを
持っていて、いつも動物がいる我が家に白羽の矢を立てたのだと思います。
おばちゃんが日曜日に行くからと決めてきた前日の昨日にそこを通りかかり
ごめんくださいとドアを開けると、すごい猫臭!いや、おしっこ臭?!
先ず、玄関横の収納庫の上に純血種と思われる優雅な猫が寝そべっていて
私を一瞥するものの我関せずといった感じ。
そこのご主人に聞けば、その子はおばあちゃん猫で、その子供にオスメス2匹いて
メスは手術したもののオスは去勢しなかったそう。
そのオス猫が自分の子供4匹を連れて帰ってきたのだといいます。
1匹もらわれて、残るは3匹。
この日は2匹がどこかの隅に入り込んで寝ているそうで、黒いキジ猫の小さいのが
ダンボールの中で遊んでいました。
この間からアイに母性が出るだろうか?と子供たちと話し合っていました。
アイは少し凶暴だし(笑)、家猫となってからは1人優雅に暮らしているので
コミニュケーションがとれるだろうかというのが一番の心配。
その心配が計らずもも当たってしまいました。



でも、それは見た目だけで、実にフレンドリーで誰のヒザにも行くし、人なつこい。
アイは野良だったので、来た当初は家族全員をひっかき、私たちは傷だらけでした。
そのアイはというと、二階でのお昼寝から戻ってきた直後に仔猫が来たものだから
「うぅーーー」という地鳴りのような威嚇の声を上げ続け、「シャーー」と吹いた途端、
仔猫に猫パンチを食らわせてしまいました。
しかも、私たち全員にも「シャーー」とふく始末。
こうなったら、どうもこうもお手上げです。猫は犬と違うというのをひしひし感じ。
自分のテリトリーに侵入してきた見知らぬ仔猫にかなりの警戒をしているようです。

寝始めました。

↑のタイトル画像のようにパッツンパッツンの狭さ。

このおザブは近所のおばちゃんが猫用にと沢山くれたものです。

アイの匂いがついていて、ほっとするのでしょうか。

主人が帰ってきて、「あれ?サイズが小さいのがいるぞ。」
この人こそ動物好きで、猫でも犬でも噛まれて血だらけになっても全然怒らず、
「お~~よしよし」と遊んでやり、我が家のムツゴロウと子供たちは呼んでいます。
そのムツゴロウはずっと階段の踊り場に陣取って降りてこないアイを心配して
「アイ~アイ~」と呼ぶのですが、当のアイは「うぅーー」って唸っています。
それでもぜんぜん平気で頭を撫ぜるのですから、大した人です。
アイのためにご近所に貸し出しているゲージを返してもらって暫くは仔猫を隔離
した方が良さそうです。
寝る時、危ないのでお姉ちゃんが3階の自分の部屋へ仔猫を連れていった
のですが、箱から出てきてお姉ちゃんのベッドに潜り込んで来たそうです。
仔猫も不安なのでしょう。
お陰で寝返りも打てず、ストレスが溜まる~て。(笑
うちのムツゴロウいわく、なるようにしかならん。アイが馴れるまで待とうとのこと。
こんな経験お持ちの方がいらっしゃったらHALまで指南くださいませ。